食品安全基準の裏事情と真相

ペットフードに関する法案が可決

ペットフード法制化に関する前回の記事で書きました、内閣からの法案「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」について、6/11参議院にて満場一致で可決し、法案が通りました。目的と概要については、 愛がん動物用飼料の製造の方法等についての基準及…

グラフで見るペット環境と国民意識

以前、このカテゴリ内で来年4月をめどにペットフードに関する法制化が決まったことなどを記事にしましたが、それにあたり研究会が立ち上がり各種事前調査を行っています。(→ペットフードの安全確保に関する研究会【PC】) その中で、フムフムなるほどという…

ペットフード法制化決定!

環境省の報道発表資料のとおり、昨年から進められてきたペットフードの法制化に関し、3月4日に「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律案」として正式に法制化されることが閣議決定しました。(法律案の詳細は環境省の報道発表資料を参照ください) TB…

6.AAFCO規定標準値適合商品について

国産品、もしくは国内業者の販売による正規輸入品のプレミアムフードには 「AAFCO規定標準値適合商品 ペットフード公正取引協議会の定める給与試験の結果、総合栄養食の基準を満たすことが証明されている」 と書かれていますね。 私は当初、てっきりAAFCOと…

5.最終的に我が家では・・・

保存料の実態についていろいろ調べてきましたが、残念ながら「ドライフード」に関しては今はあえて無添加ではないフードを使用することにしました。 我が家では、合成保存料が使用されているらしいロイヤルカナンも使用しています。理由は、決して安くはあり…

4.特に人食用魚介類の基準はユルい

厚生労働省は暫定基準案を出すうえで、 「飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律(飼安法)」で決められているMAX量を与えてみて、残留していた量を測り、それをベースに暫定基準値を定める もしくは、主要畜水産国の基準値を参考にして値を決定して…

3.問題視されている添加物の法規制

ネット上でペットフード内の残存が問題視されている主な合成保存料は エトキシキン ブチルヒドロキシアニソール(BHA) ブチルヒドロキシトルエン(BHT) が挙げられます。 これらに限らず、薬効のある物質は許容量を超えれば生命に影響を与えることは言うま…

2.ペットフードに関する規制の状況

まず法規制整備状況について厚生労働省・農林水産省の資料を調べたところ、ペットフードに関する法規制はないことがわかりました。 農林水産省「動物愛護法では動物を適正に飼養し、健康及び安全を保持するよう努めることが所有者の責務としているが、ペット…

1.「無添加」のペットフードはなぜ少ない?

巷では農薬入りギョーザが大問題になっていますが、キャットフードの合成保存料に関してもすでに多くの方が問題視されています。 発がん性など身体に影響が確認されている物質は当然含まれずに越したことはなく、「合成保存料・合成着色料無添加」のキャット…