5.キャッテリー

キャッテリー
CFAやTICAの血統を守り、スタンダードな猫ちゃんを繁殖している猫舎(繁殖者)。営利目的のブリーダーとは区別して呼ばれることが多い。

キャッテリーさんから猫ちゃんを譲り受けるにあたり、HPなどで「繁殖不可:避妊確認後に血統書をお送りします」「この子はファミリータイプ」「家族の一員として大事にしてくださる方」「キャットショー出陳不可」といった記載を見かけます。
始めは「なんか排他的だな」と感じてしまいましたが、理由を知って納得しました。CFA/TICAでは猫を登録する際、3つのランクに分けて登録されます。

  1. ショータイプ
  2. 繁殖タイプ
  3. ペットタイプ

「3.ペットタイプ」と決められた猫がもし子供を生んだ場合、その子はCFA/TICAに登録ができないルールになっています。
先ほど述べたとおり100%スタンダードな子が生まれるわけではないため、スタンダードを維持するためには、どうしても「3.ペットタイプ」というランク分けが必要というわけです。このあたりは欧米らしい割り切り方であり、日本人の私にはちょっとケンシロウラオウの争いを連想してしまいます。
しかし、私が飼っているアメリカン・カールのベティも、キャッテリーの方々がスタンダードに忠実に、よりフレンドリーな子を残してきた賜物に思います。事実、生まれたときから人間と接してきたベティは、初めての客人に対してハニカミながらおとなしく抱かれ、尻尾をUの字にしてウロウロします(ちょっと嫉妬...)。キャッテリーの方々の多くはどんな猫であっても愛情深く育ててくれている事実があります。純血の猫を選んだ指名を感じてらっしゃるような気がして、ビジネスにしていない限り私はその活動に納得できます。

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