6.野良猫の保護活動の現状

我が家のニャンコシスターズの妹「ちくわちゃん」は、サイト「いつでも里親募集中」で出会ってお譲りいただいた猫です。
保護主さんは東京都大田区を中心に夜な夜な奔走され野良猫を捕獲し、年間100頭以上に避妊/去勢手術・猫風邪等の治療を受けさせているとのことです。どこぞで「野良猫が多くて困っている」と相談されると深夜に出向いて捕獲を行い、「かわいそうだから」と野良猫に餌だけを与える方には「猫の虐待や交通事故を増やすだけ」と説得したりで、まさに宮沢賢治のアメニモマケズ状態です!

東ニ病気ノコドモアレバ行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ行ッテソノ稲ノ束ヲ負イ
南ニ死ニソウナ人アレバ行ッテコワガラナクテモイイトイイ
北ニケンカヤソショウガアレバツマラナイカラヤメロトイイ・・・

驚いたことに、こうした活動のほとんどは自治体等からの支援・要請はなく、不幸な猫を無くす一心でボランティアされているとのこと。市区町村によっては避妊や去勢手術に対し6,000〜8,000円程度の補助金が出ますが、なじみの動物病院で手術してもこれでは足りず自費でまかなっているのが実情だそうです。また、病気の野良猫に対する治療やワクチン費用は一切援助されません。
里親募集経由の譲渡では、基本的に無償かワクチン実費のみ支払うのが慣習となっているようですが、こうした実情をぜひご理解いただければと思います。
私は保護主さんが年間100頭以上保護されている事実を知らずに、結婚式のご祝儀程度を包んでお渡ししたのですが、保護主さんから後日お電話をいただき「こんなにいただいたのは初めて。援助いただいて本当にありがたいです。」と感謝くださいました。害虫駆除、猫風邪の治療と入院、2回のワクチンなど実費程度にもかかわらずです!
また、こうもおっしゃっています。
「お金はいただかなくても、猫ちゃんを幸せにしてもらえるだけで十分なのですが、どうか周りの方に、餌だけ与えて避妊/去勢をせず野放しにするのは止めるよう教えてあげてください。」

他の人気ブログも見てみる

どれかクリックいただけますとこのブログもランキングが上がり筆者のモチベーションも上がります!
応援をどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m