グラフで見るペット環境と国民意識

以前、このカテゴリ内で来年4月をめどにペットフードに関する法制化が決まったことなどを記事にしましたが、それにあたり研究会が立ち上がり各種事前調査を行っています。(→ペットフードの安全確保に関する研究会【PC】
その中で、フムフムなるほどという情報がありました。

世帯におけるペットの飼育率(平成18年度)

ペットを飼っていない世帯も含めた統計です。

出典:ペットフード工業会・全国飼育率調査

  • 何らかペットを飼っている世帯は5割ほど
  • 犬・猫を飼っている世帯は3割を超える

ということがわかります。
ちなみにペットを飼っている世帯に近い数字としては、2006年度第4四半期での「インターネットを過去1ヶ月に利用した」世帯の割合は「52.7%」でした。

犬及び猫の飼育頭数の推移(推計)


出典:ペットフード工業会・全国飼育率調査

  • 増減はほぼ横ばい
  • 猫の飼育数は微増を続けており2006年度には犬<猫に逆転した

2007年から今年にかけても「猫ブログ」「猫なべ」が流行し、猫ブームとなっていますね。

ペットの受け入れが可能なマンション供給数の推移

いわゆる「ペット可」のマンションについて。関東首都圏のデータです。

出典:(株)不動産経済研究所調べ(東京都、神奈川県、千葉県及び埼玉県でのデータ)

  • 10年前(1998年)は「1.1%」だったが、2年前(2006年)には「74.5%」まで増加している

犬及び猫へのペットフードの給与率

ペットフードを利用しているか/手作りのエサなどペットフード以外を与えているか の割合です。

出典:農林水産省環境省 ペットフードの安全に対する国民意識調査

  • 犬・猫の食事はペットフードに大きく依存している

ペットフードの安全に対する国民の意識

ペットフードに関する法制化の検討にあたり、昨年、総務省農水省にて行われた国民へのアンケート調査の結果です。回答母数は3000件。

質問)ペットフードに関する安全の確保について今後どのように進めていくべきか。
A)食品に対する安全と同様に安全の確保を進めるべき
B)食品ほどではないが、一般の商品以上の安全の確保を進めるべき
C)一般の商品程度の安全の確保を進めるべき
D)安全の確保に配慮する必要はない


出典:ペットフードの安全に対する国民意識調査

  • 何らかペットを飼っている人の56%が、また犬・猫を飼っている人の62%が、「A)食品に対する安全と同様に安全の確保を進めるべき」と考えている

という結果になっています。
ペットフードユーザーの過半数は、ヒトの食品レベルの安全性を求めている結果が出ましたが、さあ、政府は業界団体に対し食品レベルの安全確保まで踏み込めるかどうか、ぜひ注目してください。

(現在までの経緯は、「食品安全基準の裏事情と真相」カテゴリにまとめてあります。【→PC】【→携帯】

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